納骨堂を選ぶのはどんな人?選ばれる理由からメリットを探る!
これからお墓選びを始めようと考えている人や、永代供養に関心がある人に、今回の記事はおすすめです。天候の影響を受けることなく遺骨を管理している場所を紹介します。継承者がいない人や子どもや孫にお墓の管理で面倒をかけたくない人がサービスを利用しています。そのほかの選ばれる理由やメリットも探っていきましょう。
納骨堂とは
これまでは一時的に遺骨を納める場所でしたが、平成の時代から現在に至るまで長い期間にわたり遺骨を納める場所となっています。その特徴を見ていきましょう。
建物のなかに遺骨を納めている
近年ニュースやインターネットでも注目されている納骨堂ですが、墓地にある墓石との違いについて詳しく知らない人も多く存在するでしょう。大きな特徴は、建物のなかに遺骨が納められていることです。
もうひとつの特徴として、継承を前提としたお墓ではないことがほとんどです。また、アクセス良好な場所にあるので、公共交通機関や車などで訪れやすくなっています。
個別に納骨される期間が決まっている
永代供養は埋葬方法の1つで、寺院や霊園が家族や親族に代わって埋葬する方法です。近年は、少子高齢化の影響や地方を出て都会で生活基盤を構築する人が増加したことなどにより、寺院や霊園などが管理している永代供養が注目されています。また、注目されているだけではなく、実際にサービスを利用している人が増加しているのも特徴です。
ここで、永代供養は永久に供養されるものと勘違いしている人が多く見受けられますが、実際は個別に納骨される期間が決まっているので理解しておきましょう。一般的には、あらかじめ納骨する期間を決めておきます。また、期間内に継承者が不在になったタイミングで合祀されることになります。
さまざまな料金体系が用意されている
夫婦2人用や個人用などによって料金が異なります。納骨する数により決まっています。ただし、寺院に土地を借りて墓石を建てるよりも費用がかからないのが特徴です。
安価で場所を取らない
継承者が不在の場合にサービスを利用できることや料金が安いなどの特徴から、全国の至るところに納骨堂があります。当初はロッカー式のようなシンプルな形状でしたが、近年は仏壇型や墓石型も見受けられるようになりました。現在は、サービス利用者のニーズに応えられるように、装飾にこだわるなどの工夫をしています。
納骨堂には種類がある!
3つの種類を紹介します。種類により料金に違いがあります。
仏壇型
こちらは比較的料金が高くなっています。目安として、個人用でおよそ50万円~、家族用ではおよそ100万円~となっています。遺影やお花を飾れるのが特徴的です。一般的な墓地ではお花を飾ることも線香を焚くことも問題ありません。
しかしこちらでは、多くの人が共同でサービスを利用していることに加え、建物内なので火気厳禁となっているため、それらは制限されることがほとんどです。ですから、お花を飾りたい人は、こちらの種類を選択しましょう。そして、装飾が豪華なこともあり料金が割高になっているのも事実です。
ロッカー型
こちらはロッカーのように並んだ棚に遺骨が収納されています。リーズナブルなので人気を集めていますが、外観がコインロッカーのように感じられることもあり、その部分に抵抗を示す人も一定数存在します。料金は納骨する場所により変動します。一般的に上段よりも下段のほうが安くなっています。目安はおよそ20万円~となっています。
墓石型
こちらはもっとも料金が高くなります。墓石が用意されているのが特徴です。室内ですがお花を飾ることも線香を焚くことも可能です。雨や風をしのげるので、清潔に墓石を保てるのも特徴です。目安として個人用がおよそ100万円~となっています。
納骨堂はどんな人が選んでいるのか
さまざまな事情や理由がある人がサービスを利用しています。実際の購入者の傾向を知ることは参考になるでしょう。
お墓の管理者がいない人
継承者がいない場合に利用されることが多くなっています。将来的に無縁墓になるのを防ぐために利用している人がほとんどです。初期費用のみ支払えば、維持費が必要ありません。そのため、家族や親戚がいない場合でも責任を持って管理してくれるので安心です。
子どもや孫にお墓を管理する手間をかけたくない人
遠方に住んでいる子どもや孫に面倒をかけたくない人からも選ばれています。こちらのサービスを利用すれば、寺院や霊園がお墓を綺麗な状態に保ってくれます。
夫婦や個人で眠りにつきたい人
先祖代々のお墓ではなく、長年連れ添った人と眠りたい人も一定数存在します。そのような人のニーズにも応えています。
まとめ
近年人気を集めている納骨堂ですが、今回紹介した種類以外にもさまざまな種類があります。また、サービスの利用を検討している人からのニーズを汲んでいるので、今後も新しい種類が生まれる可能性があります。興味がある人は、ホームページやチラシなどを参考にして情報収集してみましょう。そして、資料請求や見学ができる霊園や寺院があるので問い合わせてみてください。その場で疑問点を解消しましょう。要望にも柔軟に対応してくれるでしょう。