墓友を作るメリットとは?墓友と納骨堂に入ることはできるの?

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/10

みなさんも終活という言葉を耳にしたことがあるでしょう。簡単にいえば、人生の終わりに備えて、お墓などを含めた身のまわりを整理していくことです。では、墓友はどうですか?はじめの方もいるかもしれません。今回の記事では、墓友とは何か、あるいはメリットについて解説していきます。将来の終活のために活用してみてください。

今増えている?墓友とは

終活の話題とともに語られることも多い墓友とは、いったいどんなのなのでしょうか。結論からいうと、はっきりした言葉の定義はありません。ただ、生涯独身の人がいっしょにお墓に入る友達のことを、一般的には墓友と呼んでいます。

ママ友ならよく聞く言葉ですが、最近では墓友まで登場したのか、と驚いた方もいるかもしれません。墓友が一種のトレンドになっている背景には、さまざまな要素がからんでいます。

端的にいうと、生涯未婚と熟年離婚がキーワードです。みなさんもご承知のように、昨今、生涯未婚で終える人たちが増える傾向にあります。根底には、ライフスタイルの多様化や家に対する価値観の変容などの影響があり、従来通りの、結婚して家族をもつ、という人生の在り方が揺らいできています。その結果、経済状況も考えたうえで、結婚せずに一生を独身で過ごす人が珍しくない時代になりました。

また、もうひとつの理由として、熟年離婚の問題も無視できません。定年退職などを区切りに離婚して、それぞれの人生を歩んだとしても、お墓のことは気がかりになるはずです。最終的に一人でお墓に入るのをためらう人も少なくないでしょう。そんなときに、何よりも墓友の存在が重要になってくるわけです。

墓友を見つける方法は?

では、どうやって墓友を見つけたらいいのでしょうか。資格試験などと違って、用意された問題に答えていけば見つかる、というものではありません。友、というように、あくまで人とのつながりが大切になってきます。そのささいなきっかけとして、趣味のサークルに入るのも効果的な方法でしょう。

たとえば、定年退職後に始めた英会話レッスン通いで、縁あって友達ができたとします。時間をかけて親密になった後で、墓友になってほしい、と打ち明けると、相手も同じ思いだった、という展開も大いにあり得ます。つまり、大事なのは、出会いの場に身を置くことです。そこから墓友との関係も始まります。

あまりにもプライベートな話題で切り出すのが難しい、と思う方は、お寺やNPO法人が運営する墓友のグループに入るのもひとつの手です。もともと設立テーマが墓友なので、違和感なく終活についてやりとりできるのがメリット。

もちろん、古くからの友人に相談してみるのもいいでしょう。気心も知れているうえに、お互いに熟年離婚を経験した身だった場合、寂しく一人でお墓に入るよりも仲良くいっしょに納骨堂に埋葬されたい。そう願うのはとても自然なことです。

核家族化が進んでいく現代では、血縁よりも個としての関係性が尊重される風潮があり、昔と比べれば、墓友に対する敷居も低くなっているといえます。身内よりも親しい友人のほうが大切。そう考える人にとっては、墓友はありがたい存在にちがいありません。

墓友を作るメリット・デメリット

これまで墓友について説明してきましたが、どんなメリットがあるのか、改めて整理しておきます。心理的な影響でいえば、孤独死を怖れなくて済む、ということがいちばんです。団地の一室で誰にも知られずに亡くなって数年が経っていた、というニュースを目にした人もいるかもしれません。

孤独死にはどこか殺伐としたものがあります。多くの人が避けたいと思うのも無理はありません。墓友は、たとえば、疎遠状態にある結婚相手と違って、信頼に基づいた安心感があります。やがて訪れる死を見つめる意味でも、墓友の存在は頼りになるはずです。

また、墓友をテーマにした人のつながりで、交友の輪が広がることも歓迎すべきポイントでしょう。お互いにとって共通の話題は、仲良くなるためにうってつけのスパイスです。とくに終活における墓友問題は、非常にプライベートなものだけに、よりいっそう人と人を結びつける力をもっています。

一方で、デメリットがあるのも事実です。たとえ親密な友人を墓友に決めていても、一緒に暮らす家族から同意を得られるとは限りません。中には、強固に反対されるケースもあるでしょう。さらに、お互いに生身の人間同士ですから、生きていく中ですれ違いが生まれてくる場合もあります。墓友関係を解消する可能性もあることを、頭に入れておくことが賢明です。

まとめ

墓友のことをまったく知らなかった方も、ひと通りは理解できたでしょうか。以前だったらハードルが高かったかもしれない墓友は、価値観の移り変わりによって、今では終活における大事なトピックにもなっています。お墓のことは、人生の最後に解決しておくべき問題です。

長年連れ添った配偶者とお墓に入るのもひとつの在り方ですし、今回紹介した墓友と納骨堂に入ることもまた時代の流れを映し込んだ選択肢。選ぶのはみなさん次第です。本記事の内容が、墓友づくり、あるいは納骨堂探しの参考になれば幸いです。

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